通勤路の花々シリーズ262 常磐万作(トキワマンサク)

 被子植物双子葉植物ユキノシタ目マンサク科 Loropetalum chinense

 台湾・中国大陸南部・インド東北部に分布する常緑小高木で、日本での自生地は静岡県湖西市三重県伊勢神宮熊本県荒尾市のみですが、西日本各地で庭木や生垣用に植栽されています。

 日本では明治38(1905)年に初輸入されたと認識されていましたが、昭和6(1931)年に伊勢神宮で自生地が発見され、古来日本でも自生していた事が確認されました。

 花期は5月頃で、花弁(ハナビラ)は細長い四枚、花の色は極めて薄い黄色です。中国原産の赤色変種である紅花常磐万作( Loropetalum chinense var. rubrum)と区別するため、白花常磐万作と呼ばれる事もあります。

 樹高は3〜6m程度まで成長します。

 花言葉は「不思議な力」です。

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